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機械材料研究室

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乗用車用超成形性超高強度TRIP鋼板の開発と実用化

低合金TRIP鋼板のプレス成形
低合金TRIP鋼の変形機構
低合金TRIP鋼の疲労強度,低温靭性,遅れ破壊性

近年の乗用車には衝突安全性とCO2排出量の低減が求められています.残留オーステナイトの変態誘起塑性(TRansformation Induced Plasticity)を利用した低合金TRIP鋼は高強度でありながら極めて優れたプレス成形性を有しています.また,衝撃吸収特性および疲労強度特性にも優れているため,衝突吸収バンパーおよび足回り部材への適用が可能となり,衝突安全性の改善と車体軽量化による燃費改善が期待できます.
本研究室では,現在プレス成形性の良好なTRIP鋼を開発し,かつそれを実用化するための基礎的な研究を行っています.

TRIP鋼の衝突吸収バンパーへの適用

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TRIP鋼の鍛造部品への適用

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980MPa級のTBF鋼とTAM鋼の成形性

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TBF鋼のFE-SEM EBSP 写真

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